今日は懐かしいものを引っ張り出して来た。
小学校へ入学する前に、
おじいちゃんとおばあちゃんに
入学祝いの御返しとして作った
息子が生まれてからの
写真と想いを綴った冊子。
それをたまたま見返していたら、
また涙がこぼれていた。
多分、私は産後鬱だった。
診断とかしてもらっていなから、
はっきりは分からないけど、
そんなにひどいものではないかもしれないけど、
今考えたら産後鬱だったと思う。
その時のことを思い出すと、
何故か今でも涙がでてしまう。
小さな不安を話せる人が回りにいなくて、
それがどんどんどんどん積もりに積もって、
子育ては不安だらけ。
答えを本やネットで探しても、
比べる事にしか繋がらなくて、
不安はいっそうひどくなる。
それに同調するように
子どもの泣き声はますます大きくなっていく。
0歳のページの締めくくりに
こう記してあった。
「意志の強い泣き方。
自分の思い通りにならず、
腹立たしい思いが泣き方に
表れていましたね。
早くおしゃべりができればいいのにね、
とよく話し掛けていました。」
多分、私も泣きながら、
こう息子に話していたんだと思う。
子育ては一人では絶対にできないこと。
もしできたと思っていても、
それは親の自己満足に過ぎないと思う。
子育てを通して、
たくさんの人に頼ることを
親は習うんだと思う。
一人の人として子どもを見なければ
と耳にしたことがあるが、
これは、親の思い通りに子を導き
育てあげるのではなく、
子育てに色んな人の手を加え
子ども自身に選ばせていくことなのかな。
ふと思った。(芹川)
Comments